襟とフードの描き方

こんにちは、Cytrusです。
今回は、なんとなくは描けるけどそれっぽく描くのが難しい
襟とフードの描き方について解説します!
首元に立体感を出そう
襟を描く時もフードを描く時も、首の丸みを表現して
立体感を出すことを意識してみましょう。
以前の記事でも書いたように、人間の体は基本円柱で
表すことができます。
首も円柱に置き換えて、円柱に布を巻き付ける感覚で
描いてみましょう。

襟でもフードでも、正面にボタンや切り返しがある場合がほとんどなので
逆さしずく型のアタリをとると分かりやすくなります。
ネックレスやチョーカーなどもこのアタリを応用すると良いですね。
✏襟を描くコツ
襟は、基本的に1枚の布が折り重なってできているため
襟とその下の襟台に空間が生まれます。
この空間にリボンやネクタイを通しますよね。
その空間を意識して描いてみると、かなり襟に近づきます。

加えて、スーツなどの正装を着る時に着用するYシャツの襟は
首元がかなりつまっているのが特徴です。
ボタンを一番上まで留めている時は、首と襟の距離を近づけて
描いてみましょう。
襟の種類
襟とひとくくりに説明しましたが、その襟にもたくさんの種類が
あるのをご存じでしょうか?
今回はその中でも特に見る機会がある4種類を図解してみました。

レギュラーカラーはその名の通りスタンダードな形の襟です。
学生服やビジネスシーンで着用されるシャツの襟はこの形であることが
ほとんどですね。
スタンドカラーは、レディースのブラウスによく見られる形です。
ほかの種類とは違って襟がないため、すっきりした印象に見えやすいです。
ボタンダウンは、襟の端に小さいボタンがある形の襟です。
一番上のボタンを開けても襟の形が崩れないのが特徴のため、クールビズや
カジュアルな装いの場面で着用されることが多いです。
ワイドカラーは、レギュラーカラーよりも襟元が大きく開いているのが
特徴です。
✏フードを描く時のコツ
フードは、襟と同じで一枚の布からできていますが素材が
圧倒的に柔らかいのが特徴です。
なので、空間ができるというよりは布がくしゃくしゃと集まって
重力に従って落ちているイメージで描くと良いかもしれません。

布がくしゃくしゃと集まっていると言っても伝わりにくいですが、
首に近い布と首から遠い(かぶる部分)の布でふたつに分類して考えてみると
分かりやすいです。
首から近い布(紫)は首の近くに、首から遠い布(水色、橙)は外側に
描いてあげると、フードに説得力がなんとなく生まれてきます。
内側に来る近い布と外側の布の比率がだいたい1対3になるようにすると
形がキレイに見えやすいです。
肩に近づくにつれ布が下がっていくのも意識できると◎。

今回は、それっぽく描くのが難しい襟とフードの描き方について
解説しました。
イラストスクールCytrusでは、デジタルイラストを始めてみたい方々に
向けたオンラインの無料添削や不定期にオフラインで無料体験講座を
開催しています!
匿名質問箱で質問も随時受け付けております!
デジタルイラストを製作している時に浮かんだギモンや
Cytrusってどういうところ?という質問まで、
何でも受け付けています!
お気軽に質問お待ちしております🍊