CLIPSTUDIOのイロハ ~左手デバイス編~
こんにちは、Cytrusです。
前回、主にキーボードのショートカットキーについて紹介しましたが、
「イラストを製作するので精一杯なのに、そんなたくさんの
ショートカット使いこなせない!」という悩みを抱える方に向けて、
今回はCLIPSTUDIOなどで使える片手入力デバイス、
通称「左手デバイス」を紹介します。
目次
▪ CLIPSTUDIO TABMATE / CLIPSTUDIO TABMATE2
まずひとつめにご紹介するのが「TABMATE」。
CLIPSTUDIOが公式に出している左手デバイスです。
左手デバイスという名称で紹介していますが、TABMATEは左右対称の
つくりをしているため左利きの方が右手に持つことももちろんできます!
調べてみると、TABMATEとTABMATE2があると思いますが、
とりあえず新しいほうを買っておけばよいだろうと決断するには
時期尚早です。ふたつの違いを詳しく見ていきましょう!
TABMATE2種の違い
TABMATE2種で、ボタンの数や外観などが変わることはないですが、
このふたつの大きな違いと気を付けるべき点は
対応機種と対応バージョンのふたつです。
TABMATEは、現在発売されているCLIPSTUDIOバージョン全て(~3.0)に
対応していますが、TABMATE2はバージョン3.0からの最新バージョンでのみ
使うことができます。
しかしTABMATE2は、TABMATEでは叶わなかったiPadやiphoneでの使用が
可能になっているのが大きな魅力です。逆に、iOS端末でイラストを製作する
場合はTABMATE2でないと動作しないので気をつけましょう。
TABMATEの特徴
・プリセットが設定済み
TABMATEは、CLIPSTUDIOで制作をすることに特化したデバイスのため
初めからプリセットの設定がされています。
Bluetoothで接続したら細々とした設定をせずに使いだせるのはほかの
デバイスにはない大きな特徴です。
・電池式
TABMATEは単三電池で動作するので、突然充電が切れてまた動かすために
時間を空けないといけない…ということがなくなります。
交換の手間や電池ごみがでるなどの懸念点もありますが、やる気になったら
完成まで描きたいタイプの人にとって電池式なのはかなり嬉しい要素です。
▪iClever IC-KP08
ふたつめの紹介は、iCleverから発売されているテンキーボード、
IC-KP08です。
シンプルでかわいいデザインのこのテンキーボードは、
iPadにもパソコンにも接続ができるのが大きな特徴です。
テンキーとして使用するわけではなくあくまで入力デバイスなため、
どちらの手でどのように使ってもいい自由度の高さも魅力的です。
iClever(テンキーボード)の特徴
・キーボードから移行しやすい
テンキーボードは簡単に言ってしまえば小さいキーボードデバイスなので
キーボードのショートカットで慣れてしまったからボタン型のデバイスを
新しく導入するのは気が引ける…けど片手で使いやすいデバイスが欲しい…
という人にはかなり移行しやすいデバイスです。
・薄くて軽いため持ち運び◎
iPadなどのタブレット端末は、出先などでも気軽に使えるところが大きな
魅力。入力デバイスも同じように気軽に持ち運べるものが嬉しいですよね。
テンキーボード、特にiCleverは超薄型の1.9cm(公式サイトより)。
かさばることもなければ重量もないので、持ち運びにはぴったりです♪
今回は、前回のショートカットの解説に続けてショートカットで使える
入力デバイスについて紹介しました!
いちいちペンを動かす手間や、いつも使うアレってどこだったっけ…?と
探す時間がなくなり、とても快適にイラストの製作ができます!
もともと入力デバイスが気になっている方やこの記事を機に使ってみたい!
という方の参考になれば嬉しいです☺️