制服の構造を知ろう ~セーラー編~

前回の記事はこちら

こんにちは、Cytrusです。
少し前に、ブレザー制服の構造についての
noteを投稿しました。

今回は、「セーラー」編です。

そもそもセーラー服って?

デザインには意図がたくさん

セーラー服は女子生徒のみが着用する学校制服ですが、
もともとはイギリス海軍の制服として使われていました。

ですので、セーラー服ならではの襟やかたちは
海軍が考案したものがそのまま残されています。

セーラー服の特徴と言えば「襟」ですが、
襟が大きい理由は
海兵隊として船上にいる時は体を洗えないので
髪や頭の汚れが制服につかないようにするため
です。
背中部分に大きく垂れているのは髪が伸び切っても
大丈夫なように設計されていました。

そして、セーラー服の襟元が胸当てですが
実は現代に追加されたもので、元々は
海に投げ出されても顔にかからずに泳げたり
緊急時にすぐに破ける
ように設計されています。

こうみると、セーラー服のデザインには
さまざまな意図がありますよね。

セーラー服のアイテム

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セーラー服で最も特徴的なパーツの襟は、
セーラーカラーと呼ばれています。
セーラーカラーの胸元の深さやシャツの構造など、同じものでも
種類はたくさんあるそうで、そこで色々な特徴をつけることができます。
その中から特徴が大きく分かれた二種類をピックアップしてみました。

セーラーカラー以外に特徴的なつくりをしているリボンも
地域や学校ごとに結び方や服の構造が違うので、
オリジナル制服なんかを作ってみても楽しいですね!

セーラー服に合わせるアイテムは基本プリーツスカートですが、
元は水兵の制服だったのもありハーフズボンもかなり相性がいいです。
キャラクターに似合うものを着せてあげましょう!

プリーツスカートの構造と描き方

前回、ブレザー編ではブラウスを用いて構造を
図解しましたので、今回は女子の制服ということで
プリーツスカートの解説をします。

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プリーツスカートの「プリーツ」とは、
折り山がはっきりとした「ひだ」「折り目」のこと です。

見た目をそのまま付けたような名前をしていますよね。
ですので、名前にもついている通りプリーツスカートは
「折り目」を意識してあげると描きやすいです。

プリーツスカートには、描きやすい順番があります。

①丸で形をとる

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スカートは、上下から見ると丸い形をしているので
まずは丸で大まかな形をとってあげます。
腰部分の丸はちいさめに、裾部分の丸は大きめに描くと
それっぽくなります。

②プリーツのあたりをとる

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プリーツを描く前に、幅を決めていきます。

プリーツとひとくくりにしても、プリーツの幅によって
キャラクターが与える印象は少し変わってきます。
プリーツが大きければ可愛らしい印象になるし、
細かければ大人っぽい印象になります。

できるだけプリーツの幅を均一にしてげると、違和感なく
イラストに起こすことができます。

③プリーツの折り目を描く

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先ほどあたりをとった線を内側の折り目になるように線を
引いていきます。
回り込み部分は折り目の間隔が狭まるようにしてあげると立体感が出ます。

④端を少しずらして作画する

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ちょっとずらしながら描いてあげるだけで
一気にスカートっぽくなりますね。

これで、プリーツスカートは完成!

今回は、セーラー服の構造と名称、
女子制服には欠かせないプリーツスカートの描き方について
解説しました!
知識を取り入れて上達を目指していきましょう!