制服の構造を知ろう ~ブレザー編~

前回の記事はこち

こんにちは、Cytrusです。

このブログでは、デジタルイラスト初心者の方へ向けた
入門のはなしや、イラストの描き方のコツなどを紹介してきました。

今回は、その話題から少し外れて
「制服の構造」について詳しく見ていきます。

男女どちらともに言える話ですが、
異性の制服をじっくり観察する機会は
まずないのではないでしょうか。

制服がうまく描けない…などの悩みは、
服がどうやってできているのか、布のつなぎ目はどこか、
まずアイテムの名前はなんて言うのか

などを解決していけば、それだけで作画のしやすさが
変わっていきます!

今回は「ブレザー」編です。

アイテムの名称と違い

まずは、それぞれの制服の違いと
おおまかな名称について見ていきましょう。

まずは女子制服から。

上段左から「ブレザー」「ブラウス(Yシャツ)」「リボン」、
下段が「プリーツスカート」「セーター」
です。

最近は、ジェンダーレスの風潮が大きくなってきてズボンとプリーツスカートを
選べる学校が増えてきましたね。

続いて男子制服です。

上段左から「ブレザー」「ブラウス(Yシャツ)」「ネクタイ」、
下段が「ズボン」「セーター」
の名称です。

アイテムの名前を知るだけで、調べることができるようになったり
意識して観察することができるようになりますよ。

男女の違い

実は、男女の制服は同じように見えて決定的に違うものがあります。

それは、「ブレザーのボタンのかける方向」!

男子が右を前にかけて、女子が左を前にしてかけているんです。
気づきにくいけれど決定的な違いですよね。私はこの記事のために
制服について調べて初めて知りました。

これを知っているとキャラクターをデザインするときなどに
「わかる人にしかわからない奥深さ」というものを生み出すことができます。

どういう作りになってるの?

制服に限らず、どんな洋服やファッションアイテムでも
どうやって作られているかを知ればそのアイテムに対しての
解像度が上がって描きやすくなります。

今回はブラウスを使って説明していきます。

色ごとに布や縫い目が分かれている資料を用意しました。
こう見ると、ブラウス一枚で見てもかなりたくさんの布が合わさって
できているという発見があると思います。

イラストを描く時も、服を作るときと同じように
「型紙」を意識してみましょう。
服に対する解像度がグンと上がるはずです。

今回は、ブレザー制服の構造について解説しました。

名称を知るだけでもそのアイテムの調べ方がわかりますし、
構造を知ればそのアイテムの「らしさ」が際立ちます。

アイデアを育てるには、それを思いつくための知識が必要です。
これから様々な知識をたくさん取り入れていきましょう!