イラストを学校で学ぶメリットとデメリット
目次
こんにちは、Cytrus(シトラス)です。
いきなりこんなタイトルですが、きっとこちらの記事に辿り着いておられる方達はイラストに興味があって、そういった事を教えてくれる学校にも少なからず興味があって・・・といった方が多いかと思います。
最近は、スマートフォンの普及やソーシャルゲームの流行によって、イラストレーターやデザイナーといった職業の選択も当たり前になってきました。
YouTubeや各種添削サービスなどを利用することで、学校に通わずとも独学でイラストをはじめられる時代になってきています。
そんな中で、美術大学や専門学校へ進学する、という選択にはどのようなメリットがあるのか。
必ずしも学校に通わなければ上達に限界が来てしまうのか・・・
そんな感じの内容に今回は触れていこうと思います。
学校で学ぶメリット
メリット①自分用のアドバイスがもらえる。
自分用のアドバイスがもらえる。
基本的にイラスト、デザインの学校というのは個別指導がメインになります。
というのも、講義を受講する学生のレベルは特に専門学校ですと初心者から上級者まで様々です。
なので、必然的に1人1人のレベルに合わせた個別指導になってきます。
イラストに関する質問に限らず、使用機材に関しての相談ができる、いつでもアドバイスを貰えに行ける、といったところが独学では辿り着けない大きなメリットかと思います。
メリット②就職に有利になる
業界で求められることの多いPhotoshopやIllustratorなどのデジタルソフトのスキルに関する授業が設定されていることがほとんどなので、デジタルソフトの扱いに強くなります。
また、ポートフォリオなど就職活動に必要な作品集の制作に関しての指導や、学校の企業との繋がりを利用できる就活イベントなど、自分の制作実績を企業に直接見てもらえる機会が増える事でしょう。
学校で学ぶデメリット
デメリット①学費がかかる
デメリットとして、専門学校、美術大学に通うにはそれなりの費用がかかってしまいます。
学費に限らず通学のための交通費や、遠方に住んでいる方は一人暮らしの費用など、独学では得られないメリットも多くありますが、美大卒、専門学校卒と履歴書に書けるようないわゆる認可校に関しては、年間の学費が100万円を越える所が多くあり、誰でも通えるわけではない、といった所が大きなデメリットとなります。
また、入学に高等学校卒業もしくはこれに準ずる学校の卒業した者、という条件があるというのもひとつデメリットかもしれませんね。
※これについてはまた後ほど触れていきます。
デメリット②必ずしもプロになれるわけではない
みなさんが一番不安に感じているところかと思いますが、当然、入学した学生全てがプロになれるわけではありません。
卒業時点での結果に関しては、やはり本人の取り組み方次第です。
在籍できる年数にも限度があるため、結果学費を無駄にしてしまった…といったような結果になってしまうことも少なくありません。
では、どのように過ごすせば効率よく上達につなげられるのか、といった点についてお話ししていきます。
学校の上手な活用方法
今この記事を書いている私も、専門学生時代はあまりうまく学校という施設を利用できていなかった 勿体無い学生の一人でした。
専門学校にイラストの講師として4年弱ほど勤め、教える立場に立つことで初めて見えた学校の上手な使い方についてお話しします。
学校の上手な活用方法
とにかく添削を受ける。
これのみ、これに尽きるといっても過言ではありません。
シンプルですが、本当にこれが一番大切です。
イラストを人に見てもらうという行為は、はじめは少し恥ずかしいかもしれません。
しかし、相手は日頃からたくさんの学生の添削をしているプロですし、本人もお仕事などで常日頃、人に自分の絵を見られるプロです。と同時に うまく描けない、といった悩みを乗り越えてきた人でもあります。
ですので、まずは恥ずかしがらずに、どうすればもっと良くなるか、どんなところでつまづいているのか、を相談してみましょう。
講師とのコミュニケーションから、優秀な学生であれば仕事を紹介してもらえたり、貴重なお仕事の話を聞けたりと副産物も多いかと思います。
学校に通わないと、限界が来てしまうの?
さて、学校に通うメリットとデメリットについて簡単に説明させていただきましたが、結局のところイラストの上達やプロを目指すには学校は必ずしも必要なのでしょうか?
独学では限界が来てしまうのでしょうか?
結論から申し上げますと、全然独学でもプロは目指せます!
向上心があって常にインプットをしていく、反復練習をする、といった所をこなしていけば上達し続ける事ができるかと思います。
あくまで「人に習う」、「学校に通う」といった選択は、上達や目標の達成のための近道をするための手段なのです。
勿論お金や時間がかかる分、しっかり利用できればその効果は絶大です。
しかし・・・
専門学校、美術大学には出願条件があることが多い
先述の通り、専門学校や美術大学の出願条件の多くに、高等学校卒業およびそれに準ずる学校の卒業というものがあります。
当然ながら、高校卒業時点での年齢は18歳〜です。
美術予備校など、美術系の進路を見据えた方に向けた選択肢こそありますが、デジタルイラストに特化するような画塾などは現状あまり存在していません。
Cytrus(シトラス)でイラストを学ぼう!
なんだか途端に宣伝くさくなってしまいましたが、デジタルイラストを本格的に学びたい、仕事にしたい、という方の進路における1番最初の分岐点が高校卒業時点である、というのは正直ちょっとハードルが高い、というのを私が常々感じていたのが、デジタルイラストの塾としてCytrus をはじめようと思い立ったきっかけです。
また、イラストをはじめるタイミングはもちろん、辞めるタイミングもある程度自由である方が良い 、と思っているのも塾として構えるという形に落ち着いた理由の一つになります。
本来イラストを描くといった行為は娯楽です。
基本的に、楽しむ、楽しませることを前提とした行為なので、それが何か窮屈なものになってしまってはいけないと感じています。
私自身は絵をはじめるのに、早過ぎることも遅過ぎることも無いと考えています。
ただ、楽しく気楽であるべきかなと思っています。
このブログやSNSでは、とにかく気楽に絵を身近なものとして楽しんでいただけるような情報を発信していければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。